こんにちは。黒田です。
おかげさまでオリーヴオイル、大盛況いただいております。
皆さま、ありがとうございます。
さて。
とっくのとうに帰国しておりますが
本日も、
佐藤さんのイタリア便り!
今回の出張分はこれでひとまずは最終章。
では、
参りましょう♪
〜〜〜
「もう30年、通ってますね。」
そう呟くのは、
ペコラ銀座店主、佐藤英明。
彼が30年間、変わらず通い続けている場所。
![](https://www.pecoraginza.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1343.jpg)
こちら。
写真の、右奥にある扉。
その扉の向こうには。
![](https://www.pecoraginza.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1344.jpeg)
100年以上続く、ミラノの付属屋さんのフェラチーニ。
佐藤さんは、自らイタリアに出向いて、
イタリア現地にて、スーツの付属品を買い付けております。
こちらの付属屋さんでは、
芯地やボタン、そして糸と、
佐藤さんの目で見て、良しとした、
本当に良いものだけを仕入れております。
ミラノでの修行時代から、
ペコラさんのお遣いで通いはじめた、付属屋さん。
今年でもう、30年になります。
「ここの家族は何にも変わらない」
「いつも怒鳴りあいをしながら仕事をしている、良い家族だなぁ。」
・・・
もう一軒。
ずっと通っている、こちらのお店。
![](https://www.pecoraginza.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1345.jpg)
ボタン屋さんのグッファンティ。
こちらもまた、ミラノで100年以上続いている老舗。
こちらのボタン屋さんは婦人服用がメインで、
昔のペコラさんのお店の真ん前にあり、
ミラノ修行当時も時々通っていました。
今回も、
いろんな種類のメタルボタンを、
佐藤さんの目利きで買い付けて参りました。
「ここのお母さんは本当にミラネーゼで、いつもオシャレで、綺麗にしているんだ。」
・・・
30年間通い続ける、
ミラノの付属屋さんとボタン屋さん。
確かな、良いものが手に入る、その同じ場所で、
確かに、良いものを仕入れ、使い続ける。
それはテーラー佐藤英明が、
30年間貫く、
洋服づくりへの情熱であり、誠意であります。
美しい洋服を作るために
自らの目と感性で厳選し
「これだ」
という素材のみを使う
それは素材のみならず
洋服づくりのすべての要素において
佐藤英明の誠意は貫かれております。
「採寸」、「型紙」、「裁断」、
「素材」、「縫製」、「納品」、「メンテナンス」
その洋服を美しく仕上げ
その洋服を慈しむための
全ての要素を
ひとつひとつ
丁寧に丁寧に
大切に大切に
考え続け、
こだわり続けている。
そしてその細やかなこだわりこそが
ペコラ銀座のお洋服の美しさを生み出すのです。
・・・
最後に
もう、30年のお付き合いとなります
マリオ・ペコラさん。
イタリアに行った際は決まって一度は
ペコラさん宅で夕飯をご馳走になる、佐藤さん。
「ペコラさんの娘の息子さんは、すっかり大きくなっててびっくりしたな〜。」
こちら、ペコラさんの奥様お手製の
ラザーニャ。
![](https://www.pecoraginza.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1352.jpg)
ラザーニャでお腹いっぱいになったペコラさんは、ソファで横になり、寝ます。
いつもそう。
お腹いっぱいになったら、寝る。ペコラさん。
30年間、毎回、変わらぬ光景。
帰り際、佐藤さんはペコラさんに声をかけました。
「ペコラさん、いつものように、寝てましたね。」
ペコラさんは返しました。
「ん?寝てないよ。」
佐藤さん「え、寝てましたよ。」
ペコラさん「いや、だから、寝てないよ。」
。。。
〜〜〜
こちら、おまけ♪
![](https://www.pecoraginza.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1347.jpg)
30年間、毎回通りがかるドーモ。
「いつ見ても圧倒されます。」
By Hideaki Sato