
信用の仕事。
こんにちは。黒田です。
ビンテージマラソンは無事に完走♪
今年もあとわずかで閉幕。
本年の締め括りは、
信用の仕事。
参りましょ〜♪
・・・
仕立屋の洋服づくり。
それは、
信用の連鎖。
互いへの信用が、
変幻自在の言語に乗って、
伝達されていく。
信用が伝達され、連鎖する。
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・
お客様は、
仕立屋への信用を、言葉にのせる。
自らが望む洋服をもとめ、
言葉にのせた、信用を語る。
お客様から語られた信用を、
仕立屋は、線にのせる。
お客様の望みを型紙に落とし込み、線をひく。
線にのった信用は、生地の上をはしる。
生地の上をはしる信用を、
職人は技術でつなげていく。
そうして出来上がる、
美しい洋服。
洋服が出来上がってからも、
信用の連鎖は続く。
直しも、メンテナンスも、
洋服との末永いお付き合いは、
信用のもと育まれている。
尊く、
清く、
とても温かい、
信用。
簡単には得られないけれど、
簡単に壊れてしまう。
儚く、
美しい、
信用。
そんな信用を、
ペコラ銀座店主、
スタッフ、職人一同、
心を込めて、
皆様と育んで参りたいと思っております。
本年も一年、
本当にありがとうございました。
皆様どうか健やかな新年をお迎えになられますように。
「この仕事は信用。僕の父親がいつも言ってた言葉。」
By Hideaki Sato
これな〜に。
こんにちは。黒田です。
寒いですね。
ペコラ銀座は年末に向かって、
師走を駆け抜けております。
年末といば。
大掃除、小掃除。
それらに際して味わう、発掘感。
今日は、
ペコラ銀座店主が小掃除中の、
発掘のお話。
では、
これな〜に。
参りましょ〜♪
・・・
水曜日、夕方。
ペコラ銀座店主が小掃除をはじめる。
今日の小掃除は、
ここ。

引き出しを、開けて

出てきたのは。
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・
・
これ。

さて。
これな〜に。
?
片方には、
バネがついていて。

握ると、
こうやって開く。

何かの道具。
ヒントは、
メロラ。

メロラは、
ローマの老舗手袋屋。

老舗のメロラ。
手袋。
道具。

さあ。
なんでしょうか。
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・
正解は!?
店主の実演を、
コマ送りでどうぞ♪
まずは、
手に持って。

それから、
手袋を持って。

そしたら、
手袋の中に差し込んで。

そうして、
バネの取手を握って。

すると、
手袋の指がふっくらとする。

こうして、
お客様に手袋をご試着いただきます。
はい。
この道具とは、
手袋屋の道具。
お客様のご試着前に、
平たい手袋の指を、
少しふっくらとして差し上げる、
そんな道具なのです。
・・・
「これ、すっごい昔にメロラでもらったの。」
「こういう道具を見ると、ヨーロッパの歴史を感じるよね。」
そう語る、
ペコラ銀座店主、佐藤英明。
平たい手袋の指先を、
この道具で広げてからお客様にご試着いただく。
ヨーロッパの手袋屋の、
その心遣い。
その気持ち。
上質の素材。
職人の技術。
それらによって生まれる、
最高の手袋。
その手袋を、
店主の心配りで包み込み、
お客様へお届けする。
どのような素材で、
どのようにして作られて、
そして、
どのように提供されるか。
これら一連を、
優美に愉しむ。
そんな紳士の嗜み。
「文化の美しさを感じるね。」
by Hideaki Sato