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2019年6月30日

佐藤さんのイタリア便り 〜もう30年、通ってますね。〜

こんにちは。黒田です。



おかげさまでオリーヴオイル、大盛況いただいております。
皆さま、ありがとうございます。




さて。


とっくのとうに帰国しておりますが



本日も、

佐藤さんのイタリア便り!


今回の出張分はこれでひとまずは最終章。




では、

参りましょう♪





〜〜〜


「もう30年、通ってますね。」

そう呟くのは、
ペコラ銀座店主、佐藤英明。



彼が30年間、変わらず通い続けている場所。

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こちら。

写真の、右奥にある扉。







その扉の向こうには。


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100年以上続く、ミラノの付属屋さんのフェラチーニ。


佐藤さんは、自らイタリアに出向いて、
イタリア現地にて、スーツの付属品を買い付けております。


こちらの付属屋さんでは、
芯地やボタン、そして糸と、
佐藤さんの目で見て、良しとした、
本当に良いものだけを仕入れております。



ミラノでの修行時代から、
ペコラさんのお遣いで通いはじめた、付属屋さん。

今年でもう、30年になります。



「ここの家族は何にも変わらない」
「いつも怒鳴りあいをしながら仕事をしている、良い家族だなぁ。」


・・・




もう一軒。

ずっと通っている、こちらのお店。
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ボタン屋さんのグッファンティ。
こちらもまた、ミラノで100年以上続いている老舗。


こちらのボタン屋さんは婦人服用がメインで、
昔のペコラさんのお店の真ん前にあり、
ミラノ修行当時も時々通っていました。


今回も、
いろんな種類のメタルボタンを、
佐藤さんの目利きで買い付けて参りました。


「ここのお母さんは本当にミラネーゼで、いつもオシャレで、綺麗にしているんだ。」


・・・

30年間通い続ける、
ミラノの付属屋さんとボタン屋さん。


確かな、良いものが手に入る、その同じ場所で、
確かに、良いものを仕入れ、使い続ける。

それはテーラー佐藤英明が、
30年間貫く、
洋服づくりへの情熱であり、誠意であります。


美しい洋服を作るために

自らの目と感性で厳選し

「これだ」
という素材のみを使う



それは素材のみならず

洋服づくりのすべての要素において
佐藤英明の誠意は貫かれております。

「採寸」、「型紙」、「裁断」、「素材」、「縫製」、「納品」、「メンテナンス」

その洋服を美しく仕上げ
その洋服を慈しむための

全ての要素を

ひとつひとつ
丁寧に丁寧に
大切に大切に

考え続け、
こだわり続けている。


そしてその細やかなこだわりこそが
ペコラ銀座のお洋服の美しさを生み出すのです。


・・・


最後に

もう、30年のお付き合いとなります

マリオ・ペコラさん。

イタリアに行った際は決まって一度は
ペコラさん宅で夕飯をご馳走になる、佐藤さん。


「ペコラさんの娘の息子さんは、すっかり大きくなっててびっくりしたな〜。」




こちら、ペコラさんの奥様お手製の
ラザーニャ。
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ラザーニャでお腹いっぱいになったペコラさんは、ソファで横になり、寝ます。

いつもそう。

お腹いっぱいになったら、寝る。ペコラさん。

30年間、毎回、変わらぬ光景。





帰り際、佐藤さんはペコラさんに声をかけました。

「ペコラさん、いつものように、寝てましたね。」


ペコラさんは返しました。

「ん?寝てないよ。」




佐藤さん「え、寝てましたよ」
ペコラさん「いや、だから、寝てないよ。」



。。。











〜〜〜




こちら、おまけ♪

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30年間、毎回通りがかるドーモ。


「いつ見ても圧倒されます。」
By Hideaki Sato

2019年6月26日

佐藤さんのイタリア便り〜世界遺産の街でオリーヴオイルに出逢う〜




こんにちは。黒田です。



ペコラ銀座店主、佐藤英明、
イタリアより帰国いたしました。




が、


佐藤さん時差ボケ期間中につき、

引き続き

「佐藤さんのイタリア便り」
でございます。



前回予告しました♪

「世界遺産の街でオリーヴオイルに出会う」の巻

お届けいたします。




〜〜〜
さて。


「ペコラさんの奥さんの出身地だと思い込んでいて」
「ずっと行ってみたかった」
イタリア南部、レッチェという古い街の、

(ペコラさんの奥さんの本当の出身地はターラント)

「知り合いの日本の仕立て職人が見習いしてて」
「ずっと行ってみたかった」
テーラーへ、
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行ってみた、佐藤さん。

IMG_1239.jpegのサムネール画像
広くて綺麗な工房


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テーラーのジャンニさん(左)と同僚の方


IMG_1241.jpgのサムネール画像のサムネール画像
礼服の既製服なども販売する店舗。




大満足の、佐藤さん。

テーラーをあとにして
次に向かったのは

・・・

世界遺産認定されている古い街、

アルベロベッロ。

IMG_1247.jpgのサムネール画像
変わった屋根が特徴のお家、トルッリ。



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下調べもなく、世界遺産の街を練り歩く、佐藤さん。



どんどん歩いて、どんどん迷う、佐藤さん。


外は物凄い暑さ。
死にそうになる、佐藤さん。




そうしてしばらく迷っていると、

おばさまが声をかけてくれた。



「トルッリの中を見ていくかい?」と。



!?

















お言葉に甘えた佐藤さん。
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トルッリの中はクーラーが無くても快適な温度。

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中は少し狭いけれど、綺麗で住みやすそう。


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冷たいレモンジュースと、
朝採りのサクランボをいただいた、佐藤さん。



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オレッキエッテ(プーリアのパスタ)と、
ワインもご馳走になった、佐藤さん。


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そして「超〜〜美味しい」オリーヴオイルの味見をさせてもらった。


!!

あまりにも美味しいオリーヴオイルとの出逢い。




佐藤さんはおばさまに尋ねた、
「このオリーヴオイルは何処で作ってるの?」



「これはね、隣の、隣の、隣町で作っているオリーヴオイルよ。」

おばさまに教えてもらった、佐藤さん。

・・・





そうして突然はじまった。




「絶品オリーヴオイルを探す旅」



・・・


世界遺産の街、アルベロベッロの、

隣の、
隣の、
隣町へ


いざ向かうのは、佐藤さん。



なんとか町にはたどり着き、

オリーヴ畑を見つけた、佐藤さん。



しかしオリーヴ畑には人が誰もいない。


困った佐藤さん。


あたりを見回して。。。



隣の畑に、人を発見!

「これからアメリカ人の友人とサイクリングに行くんだ」と、
今にも出発しそうな、その人を、

走って止めた! 佐藤さん。


その人に、オリーヴオイルの在り処を聞いてみた。

「隣の町に行けば、お店があるよ」と、教えてもらい、


さらなる隣町を目指す、佐藤さん。


町という町は見つからず、
やっとの思いで見つけた肉屋さん。

肉屋さんでオリーヴオイルを買えるか?と尋ねると、

「去年は売ってたんだけどね、今年は売ってないんだ」と
申し訳なさそうに答える、肉屋の店主。

すると肉屋の店主がおもむろに、
「去年までオリーヴオイルを仕入れていた」隣村の友人を紹介してくれた。


その隣村の友人とは、
なんと、さっきまでいた、あのオリーヴ畑の逆隣のオリーヴ畑の人。



。。。



戻ることになった、佐藤さん。


携帯の充電は切れ、
地図もなく、
炎天下の中、

オリーヴオイルを目指し、
戻る、佐藤さん。




いざ隣村へ。








幾重もの「隣」を目指した、佐藤さん。




そうして
ようやくお会いできました。

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隣の、隣の、隣町の、
一度通り過ぎて、また戻ってきた、隣町の

「ちょっと見た目怖いんだけど、すっごく優しい」


オリーヴオイル屋さん。


IMG_1295.jpg
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工場の案内までしてもらって、




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ようやくオリーヴオイルを買えた佐藤さん。


〜〜〜




なんとここで
嬉しいサプライズ




「美味しいオリーヴオイル、欲しい方、差し上げますよ」

と、


帰国した佐藤さんより、ご希望の皆様へ。

渾身のお土産でございます。








「だって、10リットルも買っちゃったから。。。」
By Hideaki Sato







ブログを読んでいただいた皆様

早い者勝ちでございます♪



2019年6月19日

佐藤さんのイタリア便り 〜Pittiの巻〜

こんにちは。黒田です。



ペコラ銀座店主
佐藤英明

ただいまイタリア出張中でございます。



せっかくなので

本日は

佐藤さんのイタリア便り

お届けいたします。




〜〜〜

さて


イタリア出張のメインは何と言っても

Pitti Uomo

IMG_1154.JPGのサムネール画像


賑わう会場のなか、

まずはAndreas

素敵な小物をたくさん選んで、
お店の方とパシャリ。

IMG_1146.jpgのサムネール画像
何を選んだかは後日ご紹介いたします
お楽しみに♪



それから

こちら
ドルチェプンタのマッシモ氏とのツーショット
IMG_1145.jpgのサムネール画像




そしてネクタイの仕入れに
マルズッロ
IMG_1150.jpgのサムネール画像
こちらも、何を選んだかは後日のお楽しみ♪





大人気のブートニエールも
新しく仕入れてまいりました。
IMG_1142.jpgのサムネール画像
マイ ブートニエールの作家さんともパシャリ。
IMG_1143.jpgのサムネール画像





最後はメロラ

娘のクラウディアさんとのツーショット。
IMG_1155.jpgのサムネール画像





Pitti前日はメロラのアルベルトと過ごした佐藤さん。


「アルベルト、76歳になったって。元気でよかった〜。」


イタリアでぼやく佐藤さんであります。



〜〜〜


まだまだございます、佐藤さんのイタリア便り

次回は

佐藤さんのイタリア便り

「世界遺産の街でオリーヴオイルに出会う」の巻

お届けいたします。



お楽しみに♪



2019年6月10日

2019AWご案内

こんにちは。旧スタッフです。
梅雨入りしたばかりの関東地方ですが、ペコラ銀座は早くも秋冬に向けてウォーミングアップを開始しました。

早速!ビンテージ素材を確保しましたのでご案内いたします。

まず、ポロコートにお勧めのビンテージキャメルヘア100%
重量感のある素材です。
キャメルヘアらしいドライな質感と暖かみを感じる風合いが魅力的です。
限定3着分の入荷です。価格等はお問い合わせください。
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そして、こちら。
IMG_2937.jpg
英国の老舗マーチャント「バークレー」のビンテージスーパー80です。
バークレーといえば、日本ではカシミアブレンド生地が多く取り扱われていましたが、それ等は日本向けに織られた生地だったようです。
本国ではしっかりとした昔ながらの質実剛健な生地を多く手がけていまして、今回ご紹介のスーパー80の服地はイギリス国内で展開しているようでした。

最近は英国の業界再編成で、バークレーの生地は出回らなくなっていますが、今回、本国イギリスの倉庫で見つかった貴重なスーパー80ウール100%を入手しました。
ベーシックなダークネイビーのヘリンボンが残っていたのも奇跡的です。

スーパー80というと、今の感覚ではしっかりめの丈夫な生地かと思われますが、この生地が生産された当時のスーパー80といえば細番手で高級生地の扱いでした。

当店でコレクションしている『フィンテックス80』にとても似た風合いで、フィンテックス80よりもこちらの方がやや厚みがあり320gです。

限定3着分の入荷です。価格等はお問い合わせください。

現物の到着は7月になります!!

2019年6月 8日

Insta「佐藤さんの今これ欲しい」

Instagram


「佐藤さんの今これ欲しい」

(なんと、作れちゃいました!の巻)


更新いたしました♪

instagram⭐️@pecoraginza_tokyo

今回は

ペコラ銀座のSTANDARD LINE仕立て

によって叶った、念願の「欲しい」♪


SPENCE BRYSON

Quality Irish Linen

<CASHEL>

薄手の麻で、色は明るいグレー


これから夏にかけて、ぴったりの1着が仕上がりました。


是非ご覧くださいませ。






2019年6月 5日

佐藤家と、制服。

こんにちは。黒田です。


このところ、ペコラ銀座、


モーニングに、タキシードと、


「礼服」づいております。




そんな中、佐藤さんは


「やっぱりフォーマルって、かっこいいんだよね~。」

「フォーマルという決まりの中で、いかに美しさを導き出すか。」

「それがまた、難しいんだけど、すごく面白いの。」

「決まりごとの中にある自由を辿って行くんだよ。」


なんて、呟いております。




・・・


なるほど~。

面白いなぁ~、と思いながら、

現在、聞き溜めております。


「フォーマルの中に宿る自由と美しさ」


については、また後日掘り下げて

皆様にお届けしたいと思います。



・・・






さて、本日は。


タイトルの通り、「佐藤家と、制服」です。





ペコラ銀座オーナー、佐藤英明は

テーラー家系、3代目の生まれであります。



そんな佐藤さんは、

学校の制服は「既製服」を着た経験がありません。



「制服」と言えば、

テーラーである父親に仕立ててもらうもの、でした。




中学時代は「既製品の制服」を羨ましく思った事もあった、佐藤さん。


それでも高校生になると、

「自分のためだけに仕立てられた、制服」に、

ものすごく有り難みと、誇りを感じるようになったそうです。





「制服」というと、

学校だけではありません。

会社、チーム、あらゆる組織において「制服」は存在します。



佐藤さんの父親の代では、

海上自衛隊の制服も、数多く仕立てたそうです。


その当時、制服を仕立てて下さった方で、

現在は定年退職された元自衛隊員の方からのお手紙が、

昨年、佐藤家に届いたそうです。




そのお手紙の内容は!



(原文ではありません)


~~

20代で仕立ててもらった、海上自衛隊の制服。

その制服を、何十年もの間、ずっと定年まで大切に着させてもらいました。

その制服は、どこに行っても、丁寧で綺麗な仕立てだと、周囲に褒められました。

その制服を着て、最後まで、仕事に努めさせていただきました。

本当にありがとうございました。

~~





佐藤さん曰く、


当時の若者は、

社会に出て働き出した20代で、

それぞれ自前で「制服を誂える」ような時代であったそう。



お金を貯めて、あるいはツケ払いで、または分割払いで、


みんな一生懸命働いて、


自分のために「良い制服を誂える」ことが普通だった時代。



そしてその「自分に相応しい」1着を、長く大切に着る。



そんな時代。




・・・


これから生きていく決意を、「制服」に託して身に纏う


その姿勢が、なんとも格好良くて、眩しく感じます。



・・・





既製のものが溢れかえる、現代。


そんな時代にこそ、


個々の生きる決意の込もったフルオーダーの1着を。



何着に1着は、そんなのも良いかもしれません。







・・・





スーツは、何着も何着も、持ってなくてもいい。

1着でも、2着でも、「良いもの」を作って、ずっと長く着る事。

その事がとても美しい。


そして、偉い、偉くない、関係なく、


「それは本当に豊かだと思う。」




By Hideaki Sato





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