これな〜に。

 

こんにちは。黒田です。

 

 

 

寒いですね。

 

ペコラ銀座は年末に向かって、

師走を駆け抜けております。

 

 

 

 

 

年末といば。

 

大掃除、小掃除。

それらに際して味わう、発掘感。

 

 

 

 

 

今日は、

ペコラ銀座店主が小掃除中の、

発掘のお話。

 

 

 

 

 

では、

 

これな〜に。

 

参りましょ〜♪

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

水曜日、夕方。

ペコラ銀座店主が小掃除をはじめる。

 

 

 

 

今日の小掃除は、

ここ。

 

 

 

引き出しを、開けて

 

 

出てきたのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ。

 

さて。

 

これな〜に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片方には、

バネがついていて。

 

 

 

 

握ると、

こうやって開く。

何かの道具。

 

 

 

 

 

 

 

ヒントは、

メロラ。

 

 

 

 

 

メロラは、

ローマの老舗手袋屋。

 

 

 

 

 

 

老舗のメロラ。

手袋。

道具。

 

 

 

 

 

 

 

さあ。

なんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

正解は!?

 

 

 

 

店主の実演を、

コマ送りでどうぞ♪

 

 

 

 

まずは、

手に持って。

 

 

 

それから、

手袋を持って。

 

 

 

そしたら、

手袋の中に差し込んで。

 

 

 

そうして、

バネの取手を握って。

 

すると、

手袋の指がふっくらとする。

 

こうして、

お客様に手袋をご試着いただきます。

 

 

 

はい。

 

 

この道具とは、

手袋屋の道具。

 

 

お客様のご試着前に、

平たい手袋の指を、

少しふっくらとして差し上げる、

そんな道具なのです。

 

 

 

・・・

 

 

「これ、すっごい昔にメロラでもらったの。」

「こういう道具を見ると、ヨーロッパの歴史を感じるよね。」

 

 

そう語る、

ペコラ銀座店主、佐藤英明。

 

 

 

平たい手袋の指先を、

この道具で広げてからお客様にご試着いただく。

 

 

ヨーロッパの手袋屋の、

その心遣い。

その気持ち。

 

 

 

上質の素材。

職人の技術。

それらによって生まれる、

最高の手袋。

 

その手袋を、

店主の心配りで包み込み、

お客様へお届けする。

 

 

どのような素材で、

どのようにして作られて、

そして、

どのように提供されるか。

 

これら一連を、

優美に愉しむ。

 

 

そんな紳士の嗜み。

 

 

 

 

「文化の美しさを感じるね。」

by Hideaki Sato

 

 

着ていて、気持ち良い。

 

こんにちは。黒田です。

 

 

 

土曜日。快晴。

 

 

 

 

 

本日は。

 

 

 

着ていて、気持ち良い。

 

 

 

 

 

参りましょ〜

 

 

 

・・・

 

 

私たちは、

1日のうち、

どれほどの時間数、

服を身に纏っているでしょうか。

 

 

家の中で着る服だとしても、

外出時に着る服だとしても、

秒単位、分単位で着替えたりはしていないはず。

 

 

一度身に纏った服は、

数十分、数時間と、

比較的長い時間を、

共にする。

 

 

大切な毎日の中で、

長い時間、

共に過ごす、

服。

 

 

考えてみたら、

食事の時間よりも、

人によっては睡眠の時間よりも、

服を着ている時間の方が長い。

 

 

毎日の中で、

肌身離さず、

濃密な時間を過ごしている、

服。

 

そんな毎日を積み重ねていくと、

人生の大部分の時間を共に過ごす、服。

 

 

 

せっかくだったら、

着ていて、気持ち良い、

そんな服と過ごせたら。

 

 

 

 

 

 

食べて「美味しい」

と言う幸せがあるように、

 

着ていて「気持ち良い」

と言う幸福感がある。

 

 

「着心地の幸福感」

 

そんな幸せ感じるBespokeを、

ペコラ銀座で仕立てております。

 

 

 

 

 

 

 

せっかくだったら、

「着ていて、気持ち良い。」

と、

そんな幸せを纏いながら、

人生の日々を過ごしたい。

 

 

そんな事に想いをはせる。

土曜日。

快晴。

 

 

 

「洋服を着る時間を、幸せなものにしたい。」

By Hideaki Sato

 

こだわりの、揚げたてドーナッツ。

 

こんにちは。黒田です。

 

 

すっかり秋でございます。

 

 

ペコラ銀座の生地棚は、

素敵な秋冬の生地に衣替えしております。

 

 

 

インスタやFBなどでもお知らせしておりますが、

いろいろあった今年は、

 

なんと!

今からでも、この冬のコートが間に合います。

 

なんと言うことでしょうか。

 

コート地もたくさんご用意しておりますので、

是非お気軽に、見にいらしてくださいね。

 

 

 

 

さて、本日は。

こだわりの揚げたて、ドーナッツ。

 

 

・・・

 

なんのこと?

 

 

よく分からないけれど

 

 

そのまま

 

参りましょ〜

 

 

 

 

 

秋の空気をひんやり感じる、今日この頃。

揚げたてのドーナッツが食べたくなった。

 

自家製の、揚げたての、

ホカホカの、ふわふわの。

 

ドーナッツが食べたくなった。

 

もちもちのドーナッツも良いな。

チュロスも良いな、チョコレートにドボっとつけて。

弾力と風味の良い、パンドーナッツも良いな。

 

揚げたても良いけど、冷めたドーナッツも良いな。

チョコのコーティングして、デコレーションも良いな。

 

材料にこだわった、美味しいドーナッツが良い。

小麦の風味とか、素材の香りとか、

ホカホカの中から感じたいな。

 

目の前で、

好きな形にしてくれて、

好きな仕上げを伝えて、

好きな味の、

揚げたてホカホカのドーナッツ。

 

至福の出来立てドーナッツを、

食べさせてもらえる。

 

そんな、ドーナッツ屋に行きたい。

 

 

凛と佇む秋の空気のど真ん中で、

こだわりの、揚げたてドーナッツが食べたくなった。

 

 

 

え?

 

なに?

ポエム?

 

しかも、ドーナッツ。

 

ここでは洋服の話が、

読みたいんだけど…

 

 

 

 

 

鋭いご意見、ありがとうございます。

 

 

さて、洋服のこと。

 

 

今年の初めに掲げた、

ペコラ銀座の新しいスローガン。

“Going Bespoke as a Standard Choice”

 

「Going Bespokeがスタンダードとなる未来へ」

 

 

「洋服を選ぶ」

と言う選択肢の中に

<Bespokeで誂える>

と言うものがスタンダードな選択肢となる、

そのような価値観が当然のものとなる、

未来でありますように。

 

 

日本中、

世界中、

良い洋服を誂える仕立屋が沢山あります。

 

昔と比べたら、

数は減ったけれど、

今もなお受け継がれる美しい手仕事が、

仕立て服の文化とともに、末永く繁栄しますように。

 

そんな願いを込めて、

「Going Bespokeがスタンダードとなる未来へ」

一歩一歩、

ペコラ銀座は歩んで参りたいと思っております。

 

 

日本中の仕立屋

世界中の仕立屋

共に頑張って参りましょう

 

 

・・・

 

では、ここで、

ドーナッツに戻ります。

 

 

「Bespokeがスタンダードに」

なんて掲げたものの、

 

実際にどうしていくのか、

日々思考錯誤しております。

 

考えて、

考えて、

考えております。

 

Bespokeが一体どう言うものなのか?

仕立てが良いってどう言う意味なのか?

着心地の良さって一体何なのか?

 

 

いくら

「良いんです」

「すごいんです」

「美しいんです」

「違うんです」

言葉を並べて

書いたり、言ったり、してみても

 

Bespokeの良さは、

体感して初めて味わえるもの。

 

この「体感」を超える、

表現がなかなか見つからないものです。

 

そんな事をずっと考えていたけれど、

 

ふと、

秋の空気が漂う今朝のこと。

こだわりの、

揚げたてドーナッツを食べたくて。

 

その事に想いを馳せているうちに、

 

これは、もしかしたら、

Bespokeに例えることが出来るのかもしれない

と、

感じた次第であります。

 

・・・

 

 

ドーナッツじゃなくても、良いのです。

 

ハンバーガーにも色んなハンバーガーがあります。

お寿司も、色んなお寿司があります。

お料理屋さんも、色んなお料理屋さんがあります。

レストランにも、色んなレストランがあります。

 

 

値段に比例して、

味が良いと言うわけでもなく。

 

誠実に、

惜しみない技術を注ぎ、

心のこもった、

美味しいものを提供しているかどうか。

 

その美味しいものを、

自分の好みを加味して調理してくれたり、

少しわがままを聞いてくれたり。

 

Bespokeで誂える洋服はそんな感じかもしれない。

 

全然違うんだけど。

でも、ちょっと、そんな感じ。

 

 

 

機械的に工場でドンドン流れてくるドーナッツ

瞬発力のある甘味と表面片側だけが美しいドーナッツ

世が食べきれない量が作られドンドン廃棄されるドーナッツ

ではなくて

 

 

安心の素材にこだわって、

人と人が対面で想いを交わし、

頼まれた分だけ、

心を込めた手仕事で作られた、

そんなドーナッツ。

 

そのドーナッツの味わいは、

きっと、

温もりを感じて、

自分好みで嬉しくて、

食べ終わってからも幸せな余韻の残る、

そんな味わいなのではないだろうか。

 

全然ドーナッツじゃないけれど、

ペコラ銀座のBespokeも、そんな感じかもしれない。

 

全然違うけど。

そんな感じ。

 

 

ペコラ銀座が提供する、

Bespokeの至福の着心地を、

皆様どうぞ味わいにいらしてください。

 

 

店主、職人、スタッフ一同、

心よりお待ちしております。

 

 

「貴方の大切な洋服を、心を込めてお仕立てします。」

By Hideaki Sato