ほどいております。

こんにちは。黒田です。
 
 
 
このところ、私、
ほどいております。
 
 
何をほどいているかというと
スーツ、ほどいております。
 
 
 
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、
ペコラ銀座のスーツは、お客様に完成品を着て頂くまでに
3回ほど、「組み立て直す」ということをしております。
 
 
 
1回め。
 
お客様のためだけに、
テーラー佐藤英明が一から型紙をお作りし、
生地を手で裁断し、
 
「組み立てます」
 
お客様にご試着いただき、
調整箇所を確認し、
 
「ほどきます」
 
 
2回め。
 
テーラー佐藤英明が調整をほどこし
 
「組み立てます」
 
お客様にご試着いただき
微調整箇所を確認し
 
「ほどきます」
 
 
3回め。
 
テーラー佐藤英明が微調整をほどこし
 
「仕上げます」
 
 
 
ビスポークスーツとしては当たり前の
 
「ほどいて」「組み立てる」を繰り返す工程。
 
当たり前でありながら、ものすごい工程。
 
 
 
この時間と手間のかかる工程は
 
すべて
 
「お客様の想いを実現するため」
 
の工程なのです。
 
 
 
 
お客様にご試着頂く度に伺う、お客様の想いを、
 
 
漏れなく、丁寧に、スーツに落とし込むために
 
何度も「ほどいて」
 
何度も「組み立てます」
 
 
お客様のお身体を、心地よく纏う
美しいスーツを生み出すために
 
 
 
ペコラ銀座
 
本日も心を込めた手作業で
 
「ほどいております。」